生産管理の次の担当者が決まらない

過去記事にあるかも知れませんが、別のお客様からの相談。
「生産管理の担当者が、決まりませんが、何か良い方法とかルートありませんか?」

直接の相談者は、その企業の総務担当役員。で、生産管理の現在の担当は工場の責任者です。工場の責任者も、そろそろ定年や退職が見える年齢になったので、「次の生産管理担当者」を決めたいと。

で、人材紹介会社をいくつか当たってみたものの、条件・処遇面でマッチングしなかったり、逆に生産管理の能力や経験が合わなかったり。
(その工場の責任者さんも、上場企業からで人材紹介会社経由の方です。)

技術系専門の人材紹介会社でも、良い人材は見当たらず。最後の方法が「社内人材からの登用」。当たり前と言えば当たり前の話しですが、以前伺ったときには「適任者はいない」とも。人材育成するにしても「10年は掛かる」って、今まで何で何で…。

65歳を過ぎても、嘱託などで居残ってもらえれば、10年に届きそう。でも、人材育成の方法は、と言うことで再びの相談。

大阪社労士事務所・生産管理の次の担当者が決まらない

私が提案したのは、ビジネスキャリアの「生産管理」で勉強してもらい、OJTでは工場の責任者さんから指導を受ける方法。それも、何名か同時並行で。

▶中央職業能力開発協会:「生産管理」分野
(試験を受けてもらうことで、学習到達が図れます。)

総務担当役員さん、工場の責任者さんに、このビジネスキャリア・生産管理を見てもらったところ、お二人とも「知っていたけど、じっくり見たことも考えたこともない」との返事。工場の責任者さんは、試験範囲を見て、「うーん、これだけじゃ使えるとも使えないとも」と。

ポリテクセンターで、在職者向けに生産管理を学んでもらう方法もありますが、費用と仕事・人手の関係で、長期のコースは厳しいとも。工業組合とかの短期コースもあれば良いんですが。中小機構の関西校では、「工場管理者養成コース」があって費用もリーズナブル、日数的にも良い感じ(18日間)です。
▶中小機構・関西校:(研修一覧(研修分野別:生産管理)

こちらの企業様、非上場の中小企業ですが、まあ安定しているので、人材教育の費用面は何とかなりそう。ただ、今まで現場としては座学を推奨したこともないので、どこまで従業員の皆さんが付いてこれるのかは不明…。

まずは、ビジキャリの生産管理のテキストを購入してもらって、勉強してもらい、上の級にチャレンジしてもらうことで、いったんは解決。

工場の責任者さんが、完全退職するまでに何とか形になれば良いなと(形にしないと、非常によろしくないですが)。中小機構のコースを受講してくれれば、良いヒントをもらえるような気がします、申し込んでよ!

※守秘義務の関係で、脚色しています。

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