テレワーク(在宅勤務時)の通勤手当
この4月に入ってすぐにお客様から訊かれたのが、「テレワーク時の通勤手当をどうするのか」です。
過去にも参考になりそうなブログ記事をアップしています。
実は、「通勤手当にケジメをつける」当時と気持ちというか考え方は変えました。テレワーク(在宅勤務)が中小企業にも一定程度広まるとは思っていなかったからです。
で、結論を先に書いておきます。
「通勤手当は、従来どおり定期券相当額で支払う」がベターだと。(いわゆる正社員やフルデー勤務の方)
たぶん、疑問が湧いてくると思います。その代表が「在宅勤務が多いと、定期代は損では?」と言うモノ。
いくつかご提案します。発想的には従来の勤務スタイル、時々テレワーク。
- 定期券は、1か月分でも3か月分でも6か月分でも良い。が、支払うのは毎月
- 例えば、6か月定期券なら、6分の1の金額を毎月支払う。
- 従業員・社員が実際に定期券を購入するのか、ピタパの「利用回数割引」「区間指定割引」などを利用するのかは、関知しない。
- 実出勤日という発想をやめて、「実勤務日」に変える。在宅勤務であっても、勤務日
- 休職や産前産後休暇で、勤務することができない場合は、通勤手当を支給しない旨明確化・規定化する。
- 月の勤務日が15日以下になるようであれば、初めて定期券でなく日数分の交通費の支払いで良いかと。15日は仮の日数です。
- テレワーク(在宅勤務時)の費用は、従業員・社員の負担とする
- 過去にも書いていますが、パソコン(シンクライアントを含む)の取得費用は企業持ちがベターです。
- 消費電力(電気代1kWhあたり27円として)は、デスクトップパソコンで1日32.4円、蛍光灯も同程度。1日10時間で70円チョイです。
- 通信機器は、ネット環境がないのなら、スマホのテザリングが合理的。モバイルwifiでも良いとは思います。すでにネット環境があれば、月額4500円の場合で、1日10時間なら(4500÷30×10/24)62.5円。
- エアコンは、製造年数、能力によって違いますが、ざっと1日10時間で100円。幅がありすぎますので。春秋の気候が良いときなら、エアコンは使わないことも。
- テレワークの頻度は、対象業務があれば、自由に設定(従業員・社員の任意としても可)
ニュアンスをくみ取ってください。
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