社長の夢を壊した、働き方改革の目的

お客様から、緊急の相談事があると言うことで伺いました。
「桑野さん、年次有給休暇の5日なんやけど、今業界で話題になっていて~」

非常にクリエイティブな業界で、社長ご自身も非常にクリエイティブな方です。その業界では、現場出身の経営者は非常に少ないんじゃないかとも。
「で、年休については、社員にいつも取得するように言ってるけど、全然取ってくれへん。」と社長。

私 「何か目的が必要ですので、『リフレッシュ』ってどうですか?」

この前段で、計画表を使った年休取得奨励策や半日年休制度などの通常考えられるテクニックはお伝えしています。使用者の年休時季指定や計画的付与は、個人的にはバツです。

大阪社労士事務所・社長の夢を壊した、働き方改革の目的

社長「朝礼では、働き方改革によって働く人がみんな仕事を楽しくできて、生産性の向上って儲かるってコトやろ、つまり収入もアップしてって話ししてるねん。気持ちよく仕事ができて、休みも十分もらえるのが、働き方改革やんねえ?」

私 「それも働き方改革の目的の一つです。ただ、社長、実は…。」
働き方改革実現会議で実行計画として書かれていること、労働施策総合推進法(旧の雇用対策法)の目的や国の施策に書いてあること、社会保障のことなどを、私なりに説明しました。極力、資料にあることを客観的に…、アレ私の説明が悪かった? 「成長と分配の好循環」の実現は、カッコ良すぎる??

社長「死ぬまで働け、病気でも? 労働時間の短縮は、もっと雇用を増やすため??」
私 「労働参加率の向上がメインの目的に思えて仕方ありません。」
労働する人間が増えると言うことは、租税収入が増える、その分社会保障として支出する分が減る、社会保険料が増える…。このあたり、受け売りなのですが。日本人の学者さんではありませんでした。

社長「桑野さん、働き方改革に対する夢が消えていったわ。」

その後、年休の取得問題よりも、長時間労働・労働時間や健康配慮の問題の方がより重大なことを説明。詳細は書けませんが、今「貴社」が抱える人事労務の問題の中では、プライオリティは労働時間~の方。年休5日未取得で即罰金にはならず、通常は労基署調査=是正勧告の時の対応次第とお伝えしました。業界では、即罰金が大問題・緊急対策が必要となったらしいのですが、どこのだれのセミナーで聴かされたのでしょうか。

前向きな社長で、「できない」とは言わないタイプの方なので、助かりました。これから、改めて労働時間管理や年休取得管理に取り組むと伺って、こちらがホッとしました。

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大阪社労士事務所

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年次有給休暇の管理、有休の計画的付与制度の導入、働き方改革の支援、就業規則の変更・見直し、各種規程の策定も行っています。
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