給与計算・勤怠管理にRPAを使う必要はない

既存のお客様から、雑談で次のようなことを言われました。
「ウチの会社も、ああいうRPAを導入すれば、給与計算・勤怠管理が楽になるかなあ?」

結論から書くと、RPAで処理させてはいけないです。というか、処理させる必要はありません。自社内であれば、給与計算も勤怠管理も電子申請も別の方法で処理させれば良いだけです。

(社会保険労務士事務所や税理士事務所のように給与計算代行をしており、多種多様な勤怠の方法があれば、RPAの導入は効果的かも知れません。お客様の勤怠管理を強制的に変更できるなら、楽なんでしょうが。数千人数万人の従業員さんがいる企業は想定していません。あるRPAの勉強会では、派遣会社での給与計算・勤怠管理を実例として話されていましたが。)

ロボティック・プロセス・オートメーション(英: robotic process automation、RPA)とは、認知技術(ルールエンジン・機械学習・人工知能等)を活用した、主にホワイトカラー業務の効率化・自動化の取組みである。人間の補完として業務を遂行できることから、仮想知的労働者とも言われている。また、デスクトップ作業のみに絞ったものをロボティック・デスクトップ・オートメーションと呼び、RPAと区別することもある。
Wikipediaより引用

大阪社労士事務所:給与計算・勤怠管理にRPAを使う必要はない

自社内であれば、勤怠管理ツールや給与計算のフローを見直し、業務改善・省力化すれば良いのです。その際、クラウド型の勤怠管理ツールを使うのか、グループウエアの勤怠管理機能を使うのかなども検討します。事業所数が多ければ、WEB給与明細も検討できます。

インポート・エクスポートができれば、変換すれば良し。API連携が必要かと問われれば、便利だけれど、大幅なシステムや業務フローの変更をどう考えるのか。もちろん、費用(ランニングコスト)の問題もあります。

あるRPAの勉強会に参加して、思い直した部分、分かったことです。

  • フォーマットが統一されていないと、RPAでも作業しにくい
  • 手書きは、AI付きのOCRを使っても認識しにくい=活字だと印刷などが汚くてもだいたいOK
  • 例えば、エクセルの入力規則を設定する=数字なら数字、文字なら文字、数字なら桁数も。
  • 業務フローが分かっているのか(必要なこと、無駄なことが分かっているのか)
  • 業務が属人化していると、RPAシナリオも属人化する=ブラックボックス化・野良ロボット化する
  • 自社内なら、給与計算ソフトの機能、勤怠管理システムの機能を使えば、RPAまでは要らないはず

★へエエと思ったことも。

  • ソフトのバージョンアップで、シナリオの再作成も必要な場合がある
  • スクリーンセーバーは、OFFにしておく(GUI方式だけ?)
  • RPA用にパソコンは準備した方が良い=同時にそれ以外の作業はしにくい
  • エラー時の処理を考えておかないと、作業後の成果が使えないことがある
  • チャレンジするのなら、期間限定無料のRPAで。この勉強会も最初はRPA Expressをインストールするはずが、日本語版がないのでハードルが高く、結局UiPathへ変更の予定~

その外、いろいろ情報として理解できました。要するに、社内・社員だけで完結する業務にはRPAで対応する必要は無いみたいです。素人が勝手なことを書いては、間違いの元です…。←この部分さえ間違えているのかも知れませんが。

外部の人が絡んでくる業務の場合には、RPAを活用する余地があると思いました。

よく相談される「出張旅費の前払い・精算払い」や「小口立替の処理」は、社内だけで完結するので、確かに手書きする必要させる必要は無いですね。RPAセミナーの講師のお話を伺い、「なるほど。」と。ただ、「エクセルが使えない」「クラウドの勤怠管理はコストが掛かる」と導入先から言われることも、講師の先生曰く「しょっちゅう」だとか。

いつも書いているように、既存のシステムやツールを活用できているのか、業務が属人化していないかなどの原則的基本的なことを見直した方が良いのかも知れません。


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