退職代行を利用する理由とその対応

今年の4月に弊所・大阪社労士事務所のお客様にも、退職代行会社から連絡が来て以降、何社かのお客様からも「退職代行、来た」とご相談をいただいています。
うちのお客様にも来た、退職代行会社からの

このブログでは、退職代行業者の是非や母体うんぬんは言いません。弁護士事務所がやっているから大丈夫とか、労働組合がやっているので交渉がこじれても安心とか、一般の事業者なら非弁行為だとか、それを書くつもりも見識もありません。

実は傾向として、こんなことを言われます。(間接的に、ですが)

  • 前日まで、退職するそぶりも何もなかった
  • 上司の方「あんなに目を掛けて、丁寧に指導していたのに…」
  • 続けて上司の方「やっぱり、ひと言か二言言わないと気が済まない」
  • 人事総務の方「なんで、そういうの使うんでしょうね」

「ブラック企業だから」とか「退職の引き留めをされるので」とか、少なくとも弊所・大阪社労士事務所のお客様では感じません。が、もう分かる方には分かると思いますが、退職代行を利用する方は「申し訳ない」気持ちがあるのかなあ、と。

大阪社労士事務所・退職代行を利用する理由

自ら退職届を出されて退職する方たちの、社保や雇用保険の手続きでその退職理由を見てみると、ごく稀にですが

  • 社長の経営方針についていけません。そのために辞めます。
  • 残業が多すぎて、身体を壊しました。精神的にもいっぱいいっぱいです。だから辞めます。

辞めるときに、その理由を退職届に書くんです。最後だから言えるみたいです。
(ちなみに、これらの企業様には私もクビにされましたけど…。)

退職代行業者さんを利用する方の話しをまとめると、「言いずらかった」のではないでしょうか。お世話になった上司や同期に悪くて、誰にも相談できず、至ったのがネット情報で聞くところの~。

退職代行業者さんから送られてきた書類に誤字があっても内容に文句があっても、素で受け取るのがベターかと思います。そこでいろいろと争っても、あまり前向きとは言えません。就業規則や賃金規程に別の規定を付加するのは有りですが。←結構多くの企業様が導入済みです。

最近増えてきた退職代行業者を利用しての退職者のことを相談される度に、そう強く感じます。

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※守秘義務の関係で、少し脚色しています。


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