給与計算にかかる時間を短縮する_2022年版
とある企業の人事労務ご担当者様から、こんなご相談をいただきました。
「給与計算の勤怠集計だけ、社会保険労務士事務所に委託することは可能でしょうか?」
企業情報は、守秘義務の関係で事実を書くことができませんので、ボヤッと書くとこのような感じ。
- 非上場、業種は書けない、事業所は全国に
- 従業員数は仮に300名
- 勤怠は事業所毎にタイムカードで管理、それを本社で集計
- 1名に付き約1分の集計時間が掛かる、固定の従業員もいるけれど
- 本社でエクセル集計した勤怠を、給与計算ソフトにインポート
- 給与明細の送付でも、また時間が掛かる(レターパックで送付)
- 年末調整時は、そりゃ大忙しらしい
伺った際に、「もうクラウドの勤怠管理システムと給与計算ソフトで良くない?」と即思いました。ただ、ご相談者の人事労務ご担当者様は「それだと経営者・社長の承諾が出ない」と。事業所でタイムレコーダーやタイムカードでお金と時間を掛けて、それを本社に送付するのも最近は画像化でOKになったとか。それでも、本社でも時間とお金を掛けて勤怠集計と、給与明細の送付、と。
それで元に戻して、社会保険労務士事務所に任せたいのが「事業所毎の勤怠集計」の部分。
とりあえず、無料で勤怠管理もできるグループウエア、使いませんか。ご紹介するのは、利用人数に関係なく無料です。マニュアルの類いは弱いですが。スマホでも使えます。
▶R-GROUP(アールグループ)
これを導入するだけで、タイムレコーダ・タイムカードの費用、集計の時間、タイムカードを画像化して本社に送付するための時間が掛からなくなりますが?
(この企業様は、グループウエアを導入されていなかったので、こちらのシステムを案内しました。ご利用いただいても、私桑野には紹介料などは入ってきません。)
あまり書きたくないのですが、▷「無料のウェブ給与明細システム」▷「無料のクラウド年末調整(この夏リリース予定)」もあります…。ハイパーリンクしていませんので、Google検索でどうぞ。
(シームレスではないので、若干の努力は必要です。)
さて、ご相談のあった「事業所毎の勤怠集計」の部分、先のグループウエアをご紹介すると、人事労務ご担当者様が「ちょっと考えさせてください」。そりゃそうです、無料でお金も時間も掛からなくなりますので。
伺うと、「普段グループウエアを使っていないので、そういう検索ができませんでした」と言うことです。チャットワークは、無料版を使っているそうですが。
依頼前提の初回相談だったため、相談料も無料です。
(合同事務所のメンバーに「なぜ、素直に受託しないんですか」とお叱りを受けそうです。業務改善だけ受託しても50万円くらいになりそう~)
きっとチャレンジされるんでしょうね~、ありがとうございました。
一般的な給与計算時短法
- シンプルな給与体系に変更、見直しをする
たまに、説明のつかない手当の支給を行っているケースもあります - 給与計算ソフトの機能を使う
別にエクセルで計算させないで済むように設定できる場合も
- 給与計算ソフトを導入する
未導入だと、労働保険社会保険の手続きの際に面倒な場合が多いかと
- クラウド系の給与計算ソフトを導入する
- クラウド系の勤怠管理システムを導入する
事業所が複数以上ある、シフト勤務制である、時給制の従業員が多い場合などは、これらしかないと思えるほど
(シームレスな給与周りにしたいというご要望の場合は、是非)
グループウエアを既に導入している場合は、アプリで機能追加するカスタムができるなら、別に導入するよりも容易かつ安価だと思います。全てのグループウエアを触ったことがないので、自分の知っている範囲内で書いています、ご了承ください。
まずは、給与計算業務の見直し、業務フローの再確認をしてはいかがでしょうか。
※守秘義務の関係で、脚色しています。
大阪社労士事務所
【大阪社労士事務所は、就業規則・労務相談をメイン業務とする社会保険労務士事務所です。】
年次有給休暇の管理、有休の計画的付与制度の導入、働き方改革の支援、就業規則の変更・見直し、各種規程の策定も行っています。
労働条件自主点検表が送付された場合の対応もおまかせください。
ご相談・ご依頼は、ご遠慮なくどうぞ。
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