「衛生管理者を受験するので、アドバイスを」

ある企業の総務部長から電話で、従業員と話して欲しいと連絡がありました。法律の解釈とか、セクハラ・パワハラの相談ならイヤだなあと思っていると…。

従業員「今度、衛生管理者の試験を受験することになったので、アドバイスをお願いします。」
な~んだ、ホッと安心、ちょっとガッカリ。(←ヾ( °∇°*) オイオイ

部長とその従業員から得た情報は、次のとおり。

  • 今、衛生管理者の職を担っている従業員が、来年の3月に退職する予定である。(これが初耳!)
  • 社内に他に衛生管理者の免許資格を持っている者はいない。(以前から複数名の取得をお話ししていましたが…。資格取得手当が有効かも。)
  • いちおう、過去に総務部所属だった従業員を含め、現在の総務部員にも衛生管理者の取得について、声を掛けたところ。ただし、全員で数名、部長は取る気が無い…。
  • 総務部所属・元総務部所属にこだわったのは、実務経験の事業者証明を心配してのことらしい。

今「衛生管理者」として選任されている従業員に、受験について尋ねたところ「大昔のことなので」と言われ、顧問社会保険労務士(労務相談顧問)の私に訊けば解決すると思ったらしい。
(私は5年ほど前に、第一種衛生管理者の免許資格は取得しています。)

大阪社労士事務所・「衛生管理者試験を受験するので、アドバイスを」

受験勉強の仕方

企業情報を公開する訳にはいきませんが、第二種衛生管理者でよい業種。つまり、化学薬品や安全衛生のややこしい単語を覚える必要が無い。合格率自体、5年前と変わっていないと良いなあと思い、ネット検索しながら、返答。

私 「過去問を5回分以上、何回かやってもらって、間違ったところをテキストで読み直してもらえれば(大丈夫、合格できます)。」

※後ほど、落ち着いてネット検索をしました。新しい問題も出るようですが、法改正に伴うモノ、応用力の問題であるモノのようですので、やはり過去問をどれだけ潰せるかが合格の決め手です。「全く同一の問題」は少な目です。満点を目指す必要も無く、「合格」が目標ですので。私なら過去問は3回やって、間違えたところはコピーして持ち歩いて、電車の中や待ち時間に見返します。合格後のことを考えると、意味も覚える方が得策です。

試験会場は、加古川?!

試験会場は、兵庫県加古川市の近畿安全衛生技術センターです。

が、もしかしたらと思って、チェックしてみると、ちょうど大阪の出張試験に間に合いそうです。茨木市の立命館大学で10月6日が試験日、合格発表が10月21日。万が一、出張試験で合格できなかった場合でも、11月下旬か12月上旬の加古川での試験を受験することができる訳です。

大阪での出張試験のことを伝えたせいか、JR加古川駅から試験センターまでのことを悪く伝えすぎたせいか、電話の向こうでは出張試験に傾いていたような…。そう言えば、従業員さんの住所は知りませんが、奈良も間に合いますね。

感謝の言葉をいただき、電話は切れました。

衛生管理者の選任が必要なら~

従業員が50名以上200人までなら、衛生管理者を1名選任し、労働基準監督署へ報告します。

従業員数のカウントは、全従業員・全社員の数ではなく、事業所ごとになります。正社員だけでなく、パートタイマー、アルバイトなどの非常勤・非正規の従業員・社員も含みます。8時間換算なども行いません。

労働関係は、ほぼ事業所ごとに手続きすることになります。衛生管理者だけでなく、産業医の選任、衛生委員会の開催もそうです、定期健康診断の報告も。人数も50人以上で法的義務が発生します。労働保険の適用や、就業規則・36協定届の届出も、事業所単位です。

「本社」だけの手続きで済みませんので、必ず事業所単位で。労働保険の適用に関しては、厚生労働省の「労働保険適用事業場検索」で誰でもチェックできるようになっています。手続きをする前に労災事故が発生すると、費用徴収の問題も出てきますので、ご注意ください。

意外と従業員数が多い企業様でも、本社以外の「労働保険の手続き忘れ」はあります。労働保険の手続きを忘れているということは、それ以外の衛生管理者の選任報告や就業規則・36協定届の届出なども忘れている可能性が高いのではと想像できます。

衛生管理者の業務

受験勉強の中で学んでいただけるはずですので、細かいことは書きません。が、議事録の作成や、事業場内の巡回、ストレスチェックのアレコレなど、実際に動かないといけないことが色々あります。
(議事録の作成は、衛生管理者とは限りません。が、「衛生管理者だから知ってる」前提で、周囲の人たちが言ってきます!)

『念のため、衛生委員会の書籍を紹介』
私が使っているのは、左側の書籍です。お客様にも紹介しています。右側のは、「4コマまんがで基本が簡単に学べる。委員会の流れと実践ステップがわかる。」がキャッチフレーズですが、持っていないので、梅田の書店でチェックしてみます。

私がお話させていただいた従業員さんは、「元」総務部所属だったそうで、第二種衛生管理者に合格したら、総務部に人事異動されるのでしょうか。などと余計なことを考えながら、「こんな話題なら、毎日でも良いわ」と。

平和が一番です。

※守秘義務の関係で、脚色しています。


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