社員とのコミュニケーションを活性化したい
今回は、弊所・大阪社労士事務所のお客様からの相談事ではありません。私が参加する人事労務関係の勉強会ででてきたテーマの一つです。
(備忘録を兼ねて、メモしておきます。)
前後関係は、勉強会の場でも詳細な部分は公開されませんでしたが、ざっと書いておきます。
●従業員数は、50名まで
●業種は、第2次産業
●社長は、創業者ではない方
この企業に関与する経営コンサルタントの先生が、「人事労務は専門ではないので、専門家の集まる勉強会で云々」で、「社長と社員のコミュニケーションをスムーズにしたり、活性化するための方法(テクニック)について」アイディアを出して欲しいとのこと。
私以外の方が出したアイディア、私の個人的なアイディアを含めて以下の通りです。
- 朝礼を改善する
社長からの一方的な通達(?)スタイルの朝礼ではなく、社員個人に発言してもらう。- 一人あたり30秒でも1分でも良い
- 1回の朝礼で、社員全員に話してもらうのではなく、1回につき一人→「話さないといけない」プレッシャーの頻度が少ない
- テーマは何でも良い、業務に関する内容でも良し、プライベートな内容でも良し→「話す内容」についてのプレッシャーがなくなり、社員相互・従業員相互のコミュニケーションも図れるのでは?
- 改善提案制度を導入する
言える雰囲気ではない今の職場を少しでも変えることができるのであれば…。- 朝礼時に発表する
- 改善提案箱を設け、社員の自主的な改善提案を促す
- 報酬制度を確認し、1件あたり◯◯円とか、採用された場合には社長賞として金一封を出す
- 社長と社員の個人面談の場を設ける
今まで社長との一対一の個別面談機会がなかったので…。- 年1回よりも、年2回が良い
- ボーナスの支給前あたりに感謝の意も含めて、この査定額になった経緯を話す
- ボーナスだけ現金支給にする(本来は現金支給なので、と勉強会のメンバーからの貴重なご意見。実際にされているそうです。)
- 一人1回当たり20~30分は必要
- 社長は言うのを控えて、どちらかというと聞き役になり、社員の言いたい事・意見を中心に据える
- 年1回よりも、年2回が良い
ココまで、お金の支出無しでのテクニック
もちろん、人件費は掛かりますので、突っ込みは無しでお願いします。
他にも、色々出てきました。お金を使えば、バリエーションも増えます。
- 忘年会、新年会、暑気払い
納会・仕事始めはやっているけれど、キッチリした忘年会などはやっていないので - 誕生日会
社員の誕生日を毎月行う
(やっている企業も多いそうです。弊所のお客様だと花束贈呈はあります。) - 職場見学会
いわゆる「参観日」の職場版です。子供達や家族にも見てもらい、食事なども出して、コミュニケーションしやすい場を作る
社会保険労務士的には「どこまで、強制参加にするのか任意参加で良いのか」と悩んでしまいそうですが、前段の業務に直接関係するものは別として、後段の有料部分はどちらでも良いと思います。誕生日に「主役」がいないのは困りますが。
大企業であれば、もっと資金的に余裕があれば、他のこともできるのでしょうが、ここはアイディア勝負だと思います。
経営コンサルタントの先生曰く「社長は職人肌なので、コミュニケーションが得意でなく、話し自体好きではない。一方的な意思伝達にさえなっていないのかも」と。
どなたかの、どこかの企業様のヒントになれば幸いです。
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