定着促進は「期待されている」を実感する、アレ

入社しても、すぐに退職してしまう。
そんな悩みを、管理部門の長の方からチラッとぼやかれました。

弊所のお客様の、ある業種の企業様では学卒さん向けに入社して数ヶ月間の研修を実施しています。入社前にも資料を配付したり、内定辞退のための引き留め策としての勉強会や面談なども行っています。
が、「合わない」と思われて、4月に入社しても夏までに退職する割合が3割ほどだとか。従業員数は書けませんが、いわゆる大企業の範疇ではありません。

そういうのは、中小企業では珍しいと思います。

私は、定着促進・離職率を低下させるのは、「研修の実施」だと強く感じています。早期離職を防ぐ手を打てれば、採用費用や時間・手間を節約できます。

大阪社労士事務所・定着促進は「期待されている」を実感する研修の実施

えっ、上で書いた企業は実施しているのに、離職率が高い???
あえて書きました。研修は実施されているのですが、「好きで入った企業ではない」「好きな職種ではない」「残業が多い、多すぎる」と、ネット上の情報には書かれています。他の事情があるのかも知れませんが、外部の社会保険労務士には入手できる情報には限界があります。業種や職種の特殊事情は、研修実施だけでどうこうできる問題ではないですし。

企業内の研修ではなく、企業外で実施される、例えば銀行系の総研などで行われる研修や業界団体で行われる研修を受講させるのが、定着促進や早期離職対策には効果的なようです。OJTも大事ですが、職場を離れてのoffーJT(オフJT)も並行して、考えたいものです。Off-JTの一番危険なことは、間違ったことが引き継がれてしまう可能性があること。

よく言われます。
「他の企業の実態を知ったら、弊社の悪い点が浮かび上がるのでは?」
そうかも知れません。

が、他社の情報はネットの時代ですから、そして同級生と情報交換すれば、すぐに分かってしまいます。

少なくとも、次のような研修は実施して欲しいと思います。

  • 新入社員研修
    (実施・受講させていない会社、少なくありません…)
  • 管理職前の研修
  • 管理職研修
    ハラスメント研修、労務管理研修、マネージメント研修など
    (新入社員研修は実施していても、管理職前・管理職向けの研修を実施している会社は非常に少ないというのが実感です。)
  • 安全衛生の研修
  • 各業務別の研修
    経理・総務、営業、製造、品質管理、新製品・新商品・新技術など
    それぞれ、入門・初心者、中堅、ベテラン向け、全社向け

研修の探し方ですが、商工会議所やその他の所属している経営者団体、同業者団体からまず始めてください。少し調べると、研修の名前の付け方が分かってきます。例えば、管理職前の研修であれば、ずばりはなくても「リーダー研修」「チーフ研修」はすぐに出てきます。

コツが分かれば、銀行系の総研主催の研修や、セミナー・研修の専門会社のものも探しやすくなります。ネット検索もできるようになります。

※1回2~6時間の研修が受講料3万円だとしたら、12か月に直したら月2500円、2年に1回受講させるなら1250円+消費税。高いですか、安いですか。毎月毎年受講させる訳ではありません。数日で20万円30万円の研修から始める必要もありません。

研修を受講すると「期待されている」を実感する従業員は多いでしょう。
が、全員ではないこともハッキリしています。
「期待している社員・従業員」に受講・参加させれば良いんです。
フィードバックも、必ず!
(マイナスの意味で受講させることも、あったりします…。)

離職率の低下は、5年10年で見ないと。即効性はありません。
賃金・賞与などの処遇も、福利厚生も重要ですが、実施したことがなければ実施する意味はあります。自己啓発だけに頼ると、若い世代とくに20歳代はすぐに転職してしまいます。

まずは、新入社員研修(学卒、第2新卒向け)以外の研修を考えてみませんか。


大阪社労士事務所

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