マスクを外さない新入社員
「新卒の社員が、マスクを取らないんです。何かできますか?」
と、少ない弊所のお客様の2社から、ほぼ同じご相談。
事情を伺うと、次のようなこと。
- 入社式には、マスクを外した状態で出席・参加
- 入社式が終わったら、マスクを着用
- 「花粉症・風邪か?」と質問すると、「いいえ」と返ってくる
- 瞬間、マスクを外すが、気が付くとまた着用
配属された部署の管理職や先輩社員が心配して、声を掛けるけれども、「花粉症ではない」「健康の問題はありません」と新入社員。今すぐ困ることはないのだが、マスク着用の理由を聞いても、「とくにありません」と…。辞められると困るので、またパワハラと言われない用心のため、それ以上は訊けないし、指導もできないという状況で、人事総務の担当部長に相談して。
外部の方と接触・接客の多い職種・少ない職種、業種で、傾向は見つけられませんでした。新卒ですが4月入社ではありません、誤解のないように。
部長「ウチとしても困るので、就業規則を見たんですが。何か、該当条文ありますか?」
私「うーん、服務規律にはストレートに『マスクを外せ』とは書いていません。職場秩序、かなり難しいですね。例えばスーパーマーケットのレジ打ちの人でもマスクしてますし、接客ですし。」
部長「職場の秩序、そうですね。遅刻もしないし、仕事の指示自体はよく聞きますし、素直なんですが。」
私「今、調べます。(グーグル検索)『伊達マスク』『マスク依存症』と出て来ますね。心の病気とも出てますが、今の状態では何とも。」
部長「……。」
どのようにアドバイスをしたのか。
就業規則・ルールでズバリは無いので、常識的なアドバイスをさせていただきました。
人事労務の相談、常に「規則」だけで解決できるとは限りません。
では、解決=マスクを外したのか?
一部解決したと書けます。
弊所の「労務相談」では、このようなことも解決の方向に導きます。ご利用ください。
※守秘義務に違反しないように、掲載内容に関しては多少脚色しています。
大阪社労士事務所
【大阪社労士事務所は、公的保険手続き・給与計算・就業規則・労務相談を行う、ごく普通の社会保険労務士事務所です。】
年次有給休暇の管理、有休の計画的付与制度の導入、それらに伴う就業規則の変更・見直し、各種規程の策定も行っています。
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