お昼の休憩は、90分間でした

知り合いの方からの紹介で、某企業様に伺いました。
労務管理の問題で、相談したいことがある旨は事前に知らされていました。

数百名規模の結構大きな企業様でした。
面談は、人事労務総務の担当部長様と担当課長様、そして役職のないご担当者様、書記担当でしょうか。

部長様「今年から新卒の定着率向上のために、私たちが全国の支店などを巡回して、意見を出せる機会を作ってるんです。ところがですね…。」
課長様「お昼の休憩時間の取扱いがおかしくなっているんです。」

状況をまとめてみました。

  • 就業規則では、正午から1時間。
  • 現実には、人の多い支店等ほど、11時45分にお昼ご飯、ランチのために外出。戻ってくるのが13時15分頃だと言うのを現場で見た。
  • 新卒者は、訳が分からず、上司や先輩に連れられて食事に行くが、ほぼ毎日、お昼の休憩時間は90分程度だという。
  • 営業外回り時の状況も、休んでばかりで…。
  • 喫煙は、支店等がテナントとして入っているビル内ではできないため、1時間に5~10分程度喫煙のために離席している社員が多い。
  • 第三者に、ズバッと指摘・注意してほしい。

部長様や課長様も多少は分かっていたが、ここまでひどい状況とは思わず、また社内の人間関係や部署間の力関係で、総務担当で強く出ることはできないと言うことで…。
外部の第三者である社会保険労務士に、正常化の方策を出してほしい、そういうご要望でした。「社会保険労務士から問題有りと指摘されている」と言いたいようでした。個人的には、休憩時間の問題だけではないと思います。

とりあえず、着手させていただきます。
ただし、正攻法で行くしかないんです。
どうなるでしょうか、こういう悪者なら、歓迎します。



※守秘義務の関係で、内容について脚色しています。


大阪社労士事務所

【大阪社労士事務所は、公的保険手続き・給与計算・就業規則・労務相談を行う、ごく普通の社会保険労務士事務所です。】

年次有給休暇の管理、有休の計画的付与制度の導入、無期転換ルールの対応、それらに伴う就業規則の変更・見直し、各種規程の策定も行っています。

ご相談・ご依頼は、ご遠慮なくどうぞ。

電話 06-6537-6024(平日9~18時)
不在時は、折り返しお電話させて頂きます。

または、お問い合せフォームから。

企業実務向けマイナンバーセミナー

まだまだ、やっています。
実務に振った内容ですので、ムダがありません。個別相談使いができます。

次回開催は、未定です。7月か9月か11月か。
マイナンバーセミナー」ご確認のうえ、お申し込みください。

また、個別の対応もしております。
お問い合わせからお申し込みください。

無期転換ルール・継続雇用の高齢者特例の実務セミナー

無期転換・5年ルールの本格的な実施まで、あと2年を切りました。
「無期転換後」の労働条件、どうしますか?

6月6日に開催します。開催確定です。

無期転換対応セミナー」から、お申し込みください。