2005.12.02
カテゴリ:人事労務の情報
給与計算のアウトソーシングは法律違反
給与計算が、どういう法律に基づいて行われているか、ソレを考えればよいだけです。
給与計算は、労働基準法により行われています。
詳細は施行規則などで決められています。
一方、社会保険労務士は社会保険労務士法により、労働基準法に関しての唯一の資格です。
賃金台帳が労働基準法に基づいて作成されるため、給与計算事務をアウトソーシングする事が、社会保険労務士法違反、明らかに法律違反です。
社会保険労務士法も法律である以上、コンプライアンスを正面切って謳う企業は、給与計算や社会保険労働保険事務を社会保険労務士以外に外注するのは、法律違反と認識し、止めるべきです。
とくに上場企業なら、この明らかな法律違反は株主総会で指摘される可能性も含め、自らが何をしているのか理解してもらいたいと思います。