上手な社会保険労務士の活用方法

社会保険労務士を何に使う

社会保険労務士を、「社会保険・労働保険の代行」だけにお使いではないですか。

社会保険労務士ができることは、その方により違いますが、「代行」だけにしか利用しないのは、もったいない話です。

社会保険労務士顧問として契約しているのであれば、もっと活用しましょう。


社会保険労務士の上手い使い方

ネットワークを利用する

困ったことがあれば、即、顧問の社会保険労務士先生に相談です。

「税理士の先生を替えたい」
「良い弁護士の先生を紹介して欲しい」
「長男に経営を譲りたいので、その周辺のことをやって欲しい」
「事務所を移転したいので、適当な不動産屋を教えて」
どんな内容であっても、顧問の社会保険労務士であれば、すぐに対応します。
(と、少なくとも、私桑野は思っています。)

士業は、もちろん紹介します。
それ以外の事業会社であっても、可能な限りお調べします。
(銀行さんの法人サービスと同じかも知れません。)


情報を入手する

労働関係の法律改正はもちろん、人事労務のトレンド、経営に関するホットな話題、税法改正など、社会保険労務士顧問として契約していれば、随時、情報を提供します。

紙媒体のニュースとして、小冊子として、またある時は、メールマガジンの形式で、必要と想定する情報は、配信します。

事務所ニュースや小冊子の配布がない、顧問社会保険労務士さんは、少し問題かも知れません。

それ以外にも、
「この書式、様式が欲しい」
「○○株式会社の人事制度の概要を調べて欲しい」
「新聞に掲載されていた、○○について調べて」
など、社会保険労務士であれば、専門の書式集を持っていたり、専門の雑誌・図書などで情報を入手することが可能です。

遠慮無く、情報の入手先として利用しましょう。


話し相手として

従業員に話しできないことも、社会保険労務士になら、お話しいただくことができます。

社会保険労務士法には、「守秘義務」が規定されており、業務上知り得た事項については、社会保険労務士を辞めた後も、守秘義務を課せられております。

顧問社会保険労務士さんが、上手く「傾聴」や「コーチング」などを学ばれていれば、なお一層、社会保険労務士に話したくなるに違いありません。


上手く使って、徳を得る

税理士さんに言われるのが、コレです。
「私たち税理士は、いかに税金を少なくするかが腕の見せ所だけど、社会保険労務士さんは、『助成金』で、お金を引っ張ってこれるのが強いよね。」

社会保険料や労働保険料は、支払う方になりますが、「助成金」や「継続給付」「傷病手当金」などは、給付になります。

とくに雇用関係の「助成金」は、企業様に入ってくる数少ない国からのお金の一つです。

助成金は、タイムリーでないと、受給できないことも多いので、顧問社会保険労務士さんの情報提供の勘所によります。



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