グループウエアも勤怠管理ツールも誰も使っていない?
いつも斬新な情報を提供してくださる企業のご担当者から、こんな相談を受けました。
「実は、グループウエアに重要な案内を入れているのですが、ほぼ誰も閲覧しません。どうすれば、見てもらえますか?」
訊くと、有名どころのグループウエアを使っているようで、社員数を考えれば月間数万円数十万円はするのでは。利用しないのはもったいないように思いますね。
「実は、過半数代表者もそのグループウエア経由で賛否を取っているのですが、2割3割ほどの従業員しか投票していないんです。」
(と急に言われても、今までの労使協定が無効、いえいえ…。)
3割ほどしか投票しないので、残りの7割は「候補者に賛成したもの」として取り扱っているようで。実際には、賛成と反対で見ており、賛成が圧倒的多数なので、候補者を過半数代表者として扱っているという。
(これは、アウトです。顧問先なら即刻やり方を変えてもらいますが、スポットの関与先なので。)
勤怠管理ツールも
伺うと、勤怠管理ツールも5割ほどの従業員しか使っておらず、残りの5割は庶務担当者(今回連絡をいただいた方のような立場)が、ペーパーで手書きしているらしい。←と伺ったのですが、他の従業員のアカウントまでは入力していない、と信じたい。
こちらも月間数万円掛かっているとか。
利用しない理由は、「使い方が分からない」「これは、庶務の仕事だろ」らしいのですが、マニュアルや導入時には説明会も行い、新入社員や中途採用者にも説明会は行っている状況。
同じく、経費精算ツール、テレビコマーシャルでも見たことのあるアレです。こちらも、実際の5割ほどしか使われていないらしい。とくに管理職が後日後日になり、経理担当から厳しく注意を受ける庶務担当者さん。
これは、処分を検討
グループウエアも勤怠管理ツールも経費精算ツールも、管理職の利用率が低いらしく、そういった方々に向けて利用率を上げる方法がないのか、というのが今回の相談。
管理職は部下の承認も必要であり、各庶務担当者が困っている。。。。。
現実には、できないと思いますが、こんなことをご提案。
- 直接、人事担当部長に進言し、指導してもらう
- 管理職としての業務ができていないのであれば、管理職からの降格(管理職によっては、降格を望んでいる方もいるとか、ホンマ?)
- グループウエア等を利用しないのは、業務を履行していないので、懲戒処分対象とする(処分により、賞与や継続雇用の際に不利になる)
ここまでお伝えすると、こんな反応が返ってきました。
「実は、人事の担当部長が一番利用しないし、遅いんです。」
オイオイ、、、、、
ポータルサイトが
分かったことですが、グループウエアや各ツールの、そういった業務ツールのポータルサイトがないらしいです。実際にパソコンの画面を見せてもらったわけではないのですが、ちょっと疑問です。
情シス担当もいるので、作ってもらえば、利用率がアップするのでは?
取りあえず、過半数代表者の件は早々に改善しないといけません。
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