大学生が起業、社会保険が…扶養が…免除が…
お客様の人事総務担当から電話、雑談もなく本題へ。
「実は、従業員から質問があって、(健康保険の)扶養から抜かないといけないのか、と。」
事情を伺ってみると、今風かも知れません。
- 従業員の子どもが、起業して、昨年の4月に法人を設立した。
子どもはご令嬢?確認できませんでしたが、性別は関係なしで、現在大学在学中。法人は組織(株式会社とか)が何か不明とのこと。 - 業種等は不明だが、とにかく起業して月額10万円ほどの役員報酬を受け取っている。
- 法人設立前は個人で事業をやっていたが、確定申告は行っていなかったようだ。
扶養から抜く抜かないは別として、例えば株式会社を設立して起業なら、社会保険への新規加入の手続が必要な訳で。年130万円に届かないので、健康保険の扶養から抜かないで良いとはなりません。
(その大学生さん、商才があって、うらやましい。)
何でも、アドバイスをもらっている税理士さんから「そろそろ社会保険にも加入した方が良い」とのことで、その大学生が親に相談したことから、今回の電話に至ったと。
間に人事総務担当を挟んでいるので、絶対にこうだと断言はできないが、どうも「年120万円だから扶養のままで良いはず」と従業員が思い込んでいること。とくに令和6年に関しては90万円だから?
株式会社の代表者なら、役員報酬が発生していれば、額に関係なく社会保険への加入が義務付けられています。今回、税理士先生がどなたかは存じ上げていませんが、ナイスアドバイスです。
私自身が大学生の起業にタッチしていないので、電話口でのお話しはココまで。「法人でも社保に加入しなくて良い」なんて言ってしまったら、私が懲戒処分を受けてしまいます…。過去の確定申告うんぬんは当方ではコメントできる事項でも無し。
人事総務担当者が従業員へどのように伝えるのかは分かりませんが、ちゃんと情報を伺えば今回の場合は、「税理士さんのアドバイス通りに~」が良いはずです。
幸か不幸か、年金機構から加入催促の連絡は無かったようで(?)。この後、どうなさるのかは分からないですね。新規加入の手続のご依頼があるかしら?
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