「裁判になりそうです。助けてください」
連絡は電話でいただき、急いで会いたいと言うことで、弊所・大阪社労士事務所で打ち合わせることに。この時点では、「とりあえず、話しを聴いて欲しい」としか分かっていませんでした。
社長と担当管理職?担当者?らしきお二人で、来所。
「実は、裁判になりそうなんです。」
続けて
「残業代の未払いで、訴えられるんです。」と社長。
私が「裁判なら、社会保険労務士ではなく、弁護士さんへ」と言いかける前に、次の言葉が聞こえました。
「残業代の未払いになっているかどうかチェックして欲しいんです。そのために社労士さんの事務所に来たんです。」とご担当。
私の経験上、残業代の未払いなら、いきなり裁判になることは少なく、労働審判もあるはず。(弁護士の先生、間違っていたらスミマセン)伺うと、内容証明や未払い残業代に関する郵便物も届いておらず…。
私 「で、何か分かる資料をご持参なさっていますか?」
ご担当「これしか持ってきていません。」
見せてもらった書類には「訴状」とあり、「賃金」にチェック。って、裁判になりそうではなく、あのお、、、、、
私 「これなら、やっぱり弁護士さんにご相談なさった方が良いですよ。」
社長「知り合いの弁護士に訊いたら、残業代の計算が合ってるのか、社労士に見てもらえと。」
(そんな弁護士さん、いらっしゃるの?)
私 「賃金台帳やタイムカード、それに就業規則などは、今お持ちではないですか?」
ご担当「いや、持ってきてくださいと言われなかったので…。」
(いやいや、話しを聴いて欲しいとだけ言われて、持参書類を案内できるはずはないですよ。)
私 「私が計算しても構いませんが、計算のやり方が弁護士さんのご方針と違っていたら困るので、弁護士さんに確認してもらってください。」
社長「分かりました。帰りますわ。帰るぞ。」
ん、アレ、あの相談料は??
そういや、名刺ももらってないなんて。
※守秘義務の関係で脚色しています。
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