サイレント評価・静かな評価

ある会社の社長と雑談していたときのこと、こんな言葉を発していました。
「それ、『サイレント評価』ですね。」と。

その、ある会社ですが顧問先ではなく、ごくたまにスポットの仕事をいただけるところです。たまたま、弊所・大阪社労士事務所の近所の取引先に行った帰り道に寄りたかったそうで、当日の朝に電話連絡がありました。その日は私自身も事務所に在所なので…。

内容ですが、人事評価制度があることは知っていましたが、フィードバックは何もしていないとは初めて伺いました。従業員・社員には、総合評価の最後だけ(評語、SとかAとか、B~)を伝えて、何が良い何が悪いは伝えていないと。

それで、それなら『サイレント評価』だと思い、口に出してみただけです。ただ社長からひと言「サイレントは音無しでしょ、『静かな評価』だと思うよ」と。

大阪社労士事務所:サイレント評価・静かな評価

サイレント退職、静かな退職

単語自体は知っていましたが、気になって調べてみると違うんですね。サイレントと静かな、は。当たり前か、無音と静か、違いますわ。

静かな退職とサイレント退職は言葉の響きが似ていますが、大きな違いは退職するかしないかです。 静かな退職では、業務量が増えないよう仕事への過度な干渉は避けますが、退職せず在籍し続けます。 一方でサイレント退職は、仕事に対する悩みや不満を抱え込みすぎて、突然の退職に至る現象です。
(Smart相談室:静かな退職とは?特徴やデメリット、対処方法をわかりやすく紹介、から引用)

サイレント退職をGoogle検索して、当方の一番最初に出てきた検索結果。なるほど、サイレント退職は黙って辞めてしまうんですか。静かなの方は、在職しているわけです。

ところがいくつか検索結果を見ていると、サイレント退職と静かな退職は同じというページもあり。なにやら、アメリカから来た発想らしいです。

静かな評価

サイレント評価が従業員・社員に全く何も伝えないとすると、静かな評価は「伝えることは伝えるが評語だけ」。即ち、従業員側からするとフィードバックがないため、何をどうして良いのかが分からない。評価項目は公開されていても、個々の項目がどのように評価されたのかは分からず仕舞い。

サイレント評価、静かな評価は、当方が勝手に命名しただけで、同義の単語があるかも知れないので、悪しからず。

先に社長は、自社では最後の評語は従業員に伝えても、フィードバックはないので『静かな評価』と言ったのでしょう。

ちなみに、従業員数は2桁ですが、別の関連会社(?)と同じ人事評価制度を利用していて、社長や評価者もそもそもの評価の目的等は分かっていないとも。別の関連会社の方とも話したことはありますが、その方達も「何で、こんな評価制度やってるのか」。
(どちらの人事評価制度も弊所・大阪社労士事務所で設計・構築していません。人事の経営コンサルさんに数百万円で依頼したそうです。)

思い出しました

この時、良い単語だなと思い、記録を兼ねて、このブログ記事を書いています。

うーん、書いたけれど『サイレント評価・静かな評価』と同じような意味合いの単語・用語の類いは有るんでしょうね。

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