「業務改善助成金は、来年度もありますか?」
ある税理士事務所から、不在時に電話をいただきました。名刺交換をしたこともなく、知り合いでもなく、、、、、取り急ぎ、折り返し連絡をしました。
「○○県の○○税理士事務所です。『助成金活用のポイント』を見ているのですが、業務改善助成金は来年度もあるのでしょうか?」
理屈を書くと、法律である予算が通っていない限り「あるかどうか分かるわけが無い」となります。国家公務員を経験していなくても、常識かと。ただ、それではせっかく電話をしたのに「無愛想」となるので、知っている限りの情報は提供します。と言うか、ネットにあるんですけど。
厚生労働省のウェブサイトから。
▶厚生労働省:令和7年度厚生労働省所管予算概算要求関係
▶厚生労働省:令和7年度厚生労働省予算概算要求の主要事項(pdf)
こちらを見ていただければ、92ページに令和7年度の概算要求額として22億円計上されています。今年度・令和6年度の当初予算要求額が8.2億円なので、3倍近くの予算枠ですねえ。賃上げの支援にチカラを入れていることが分かります。
ですので、表現とすれば次のようになります。
令和7年度の予算概算要求で、業務改善助成金は予算要求されているので、このまま予算が通れば、来年度も残っており使えるはずです。
(と、まどろっこしいのですが…。)
実際には、予算が通るとして、3月31日付けの官報にどのような内容で掲載されているのか、でしょうか。
(つい先日総選挙がありましたが、政治的な内容でない限りは、95%は概算要求通り通ると言われています。by元・農林水産省の低級国家公務員)
○○県とありますが、近畿地方ではありませんし、税理士事務所なら親しい社会保険労務士に訊けば良いのに、とも思いましたが、助成金活用のポイントをご覧いただいてなら仕方ありません。電話口の方が、税理士先生なのか職員さんかも分かりませんし。
ただ、まだ今年度の締め切りまで時間はあるので、タイミング的には間に合わないこともありません。
実は、業務改善助成金と似たような補助金が経済産業省から出ています。6月に出た補助金ですので、助成金活用のポイントには掲載しています。
中小企業省力化投資補助金という名称です。ご参考まで。
▶(独法)中小機構:中小企業省力化投資補助金
生産性向上につながる設備投資であれば、今年度に間に合うなら今年度にやれば良いと思います。時間は少ないので、弊所・大阪社労士事務所に今ご依頼があっても、顧問先以外は厳しいですね。
大阪社労士事務所
【大阪社労士事務所は、就業規則・労務相談をメイン業務とする社会保険労務士事務所です。】
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