離職理由、何と書いて良いものか

弊所・大阪社労士事務所のお客様から、相談の電話がありました。
「離職票の離職理由、どのように書けば良いのでしょうか?」

過去にも何度かブログ記事としてアップしている離職理由。
「従業員が解雇にしてくれと言っています」
離職理由は、客観的事実をフランクに

実際に相談された内容に関しては詳しく書けませんが、できるだけ辞めていく従業員にとって不利にならないようにして欲しい、とのこと。当初相談されていた内容であれば自己都合退職の扱いになるとお答えしたのですが、改めて離職理由をどのように具体的に書けば良いのか再相談。

私 「事実をそのまま書くしかありません。○○で○○でしたが、○○のため、、、、、結果退職を選択することになったのであれば、その旨を離職票に書きます。チェックするのは、〇番の〇で。」
お客様から、思わぬ言葉が…。
お客様「実は、、、、、数ヶ月前に、解雇のような言葉も使ったんです、はい。」

大阪社労士事務所・離職理由、何と書いて良いものか
(ブログの内容と直接関係ありません、イメージです。)

解雇を使ってしまうと、助成金の需給に影響します。(雇用調整助成金は、今年度になってからは受給していないので、関係なし。キャリアアップ助成金なども新卒正社員雇用が多いので、使うのは少々無理がある。)特定受給資格者も、人数的に微妙な問題。

自己都合でも会社都合の離職(解雇)でも、会社への影響は少ない。給付制限期間は、いただいた相談内容であれば同じ。給付日数は。。。。。実際のところ、職安の求職窓口の担当官がどう思うか。また、従業員が会社の書いた離職理由にクレームを付けることもある。

※ちなみに、退職届、解雇通知書などのエヴィデンスは会社としては必要ですが、職安では絶対に必要な書類ではありません。同じく、離職票・丸16「離職者本人の判断」もなければ無いで済ませます。

事実をねじ曲げることはできませんので、会社が書く離職理由はその事実をそのまま分かりやすく書いておきます。もし、紙で職安の窓口で届けるのであれば、離職に至る顛末をまとめて書面にしてもよいです。

私が会社の人事労務担当者であれば、応募者には離職票に書かれた離職理由はチェックしたいところです。求職申込みしているのであれば、受給資格者証でも離職理由はチェックできます。そんなとき、解雇11とかイヤですけど…。

今回の場合、まだ喪失届の提出まで時間はありますが、どう書かれるのでしょうか。(労務相談顧問のため、書類作成はなし)

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