「施行規則、読み間違えてる」と指摘されました

法律に明るいと自称されている方とお話をしていると、私桑野の間違いを指摘されました。間違いを指摘していただけるなんて、感謝、感謝です。
「セコーキソク(せこうきそく)と読んでいるけれど、正しくはシコーキソク(しこうきそく)ですよ。間違っているから、直した方が良いですよ。」

国家公務員時代を含めて30数年間、ずっと施行規則はセコーキソクと発音していました。同じように施行令は、セコーレイと。

調べたこともなかったので、「施行規則 読み方」でGoogle検索を掛けてみました。このタイトル(テーマ)自体、デジャブのような気もしますが…。約289,000件が結果として出てきました。

上位からいくつか見てみました。

コトバンク によると(以下、引用)
施行規則(読み)しこうきそく

精選版 日本国語大辞典「施行規則」の解説
しこう‐きそく シカウ‥【施行規則】
〘名〙 法令施行のために必要な細則、法律または政令の委任に基づく事項を定めた規則・命令の総称。

デジタル大辞泉「施行規則」の解説
しこう‐きそく〔シカウ‐〕【施行規則】
法令の施行に必要な細則や、法律・政令の委任に基づく事項などを定めた規則。

大阪社労士事務所・「施行規則、読み方間違えてる」と指摘されました

NHK放送文化研究所が、2番目に出てきました。(引用、一部変更)

「施行」の読みは「シコー」「セコー」? 1999.04.01

Q.4月1日・新年度から幾つかの法律が新たに施行されましたが、この「施行」の読みは「シコー」「セコー」どちらでしょうか。
A.放送では、「シコー」と読んでいます。

解説
この場合の「施行」は「法令の効力を発生させること」の意味です。一般の辞書は主見出し語には「シコー」の読みをとっていますが、「セコー」とも読むと書いてあります。法律関係者の間では、「強制執行」や「刑を執行する」などの「執行」(シッコー)と区別するため「セコー」と読む慣用があるようです。
(NHKことばのハンドブックP78ほか参照)

3番目以降の情報も見てみました。「シコーキソク」と読むのが国語的には正しいが、法律関係者や国家公務員では「セコーキソク」と読む慣用がある、と。仏教用語の「セギョー」もあるんですね。
(役所の職員さんでもシコーキソク派少なくありません。年配の職員さんでもそうなので、厚生労働省は昔から「シコー」なのかも。)

施行令に関しても、「シコーレイ」「セコーレイ」の両方の読み方をしているとも。私は、既に書いたように当然「セコーレイ」派!

なるほど、「間違ってる」と指摘くださった方には悪いですが、これからも施行規則は「セコーキソク」と読み続けます。あっ、私の場合は法律関係者ではなく、元・下っ端の低級国家公務員としての方です。国家公務員としての在職期間は7年8年ほどでしたが、「シコーキソク」は違和感有り有りです。

労務相談顧問
就業規則の作成・変更・見直し
ハラスメントの外部相談窓口


大阪社労士事務所

【大阪社労士事務所は、就業規則・労務相談をメイン業務とする社会保険労務士事務所です。】

年次有給休暇の管理、有休の計画的付与制度の導入、働き方改革の支援、就業規則の変更・見直し、各種規程の策定も行っています。
労働条件自主点検表が送付された場合の対応もおまかせください。

ご相談・ご依頼は、ご遠慮なくどうぞ。

電話 06-6537-6024(平日9~18時)
不在時は、折り返しお電話させて頂きます。
または、「お問い合せ」フォームから。

貴社の人事労務の問題点をチェックします

外部から人事労務の問題点を指摘される前に、労働トラブル発生の前に、企業の人事労務問題点を監査します。是非、ご相談ご利用ください。▶人事労務監査
(社会保険労務士は、企業の経営労務監査をサポートします。)

a:14880 t:25 y:23