両立支援コーディネーター基礎研修を受講した

お客様から、がんに罹患した従業員・社員の対応についてのご相談が立て続けにあり、何か勉強する機会があればと思ったときに、ちょうど「両立支援コーディネーター基礎研修」を発見。第1回目を受講できることに。今年度は新型コロナウイルスの関係で、オンライン受講のみと言うことで、逆にラッキーでした。
▶独立行政法人労働者健康安全機構:両立支援コーディネーターの養成

両立支援コーディネーターって何?ってなると思いますが、私の言葉では上手く紹介できませんので、愛媛産業保健総合支援センターのホームページから引用させていただきます。

両立支援コーディネーターは、医療機関、企業、公的相談機関等に所属し、医療や心理学、労働関係法令や労務管理等両立支援に関する基礎的な知識や考え方等の一定の研修を受講し、労働者(患者)や家族からの依頼を受けて患者(労働者)に寄り添いながら相談支援を実施し、また、労働者(患者)、主治医、企業・産業医のコミュニケーションのサポートを行う者とされています。
(こちらから引用:https://ehimes.johas.go.jp/wp/topics/4357/

同じく愛媛産業保健総合支援センターに分かりやすく両立支援コーディネーターについて書かれています。
▶愛媛産業保健総合支援センター:働き方改革実行計画を踏まえた両立支援コーディネーターの養成

大阪社労士事務所・両立支援コーディネーター基礎研修を受講しました

こういう人なら、受講しましょう

私桑野は企業側の立場で受講しています。社会保険労務士の資格を持つ者も相当程度受講しているんだろうと思います。

企業の総務・人事に関係している方なら、受講をおすすめします。企業規模に関係なく、総務や人事労務に携わっているのであれば、両立支援の枠を超えて、勉強する価値があると言えます。

今年度・令和2年度の基礎研修は、新型コロナウイルスの関係でオンライン形式になりました。交通費も掛かりません。来年度はどうなるかまでは書きようがありませんが、昨年度令和元年度は会場での受講のみでした。←と言うか、オンライン形式を積極的に進めていたところは少なかったでしょうけど。

受講料自体は無料です。
「上司の許可が要る」のであれば、ご提案なさってみては?

令和2年度第1回の基礎研修の内容

▶独立行政法人労働者健康安全機構:令和2年度両立支援コーディネーター基礎研修開催日程

このページから令和2年度の基礎研修が見れます。次の募集期間は10月13日からです。今年度は、あと2回募集があります。

動画配信研修

動画配信研修は、動画を6本見ます。合計で5時間掛かりません。第1回の場合、9月17日(木)から9月27日(日)までの間に見れば良かったので、時間的には余裕があります。各講義の後にアンケートがありますので、必ず答えて。企業の総務・人事で普段から労務管理や就業規則に近い場所にいる方にとっては、良い復習になると思います。衛生管理者の免許資格をお持ちであれば、受講必須です。もっとも、社会保険労務士であっても知らないことや新しい発見もあって、楽しかったですね。

「両立支援のためのコミュニケーション技術」講義は、私自身も注意しなくてはいけない内容でした。「コミュニケーションスキルは身につけることができる」旨、講師が冒頭にお話しになりましたが、本当に努力するかしないかだけです。

WEBライブ講習

WEBライブ講習は、今週の月曜日28日にありました。3本あって、13時スタートの16時半終了予定。まあ、実際には、接続やら何やらで30分ほど講義が遅れましたが、終了は16時40分になってなかったかも。まあ、500名近くの受講者がいるわけで、ミュートにせずに騒いだりする方もいましたが…。主催者さんもWEBライブ講習は初めてだったでしょうから、仕方ない部分もあります。

WEBライブ講習の講義自体は、非常に分かりやすいモノでした。3本とも私にとっては新鮮な内容だったと言えます。「基本的な医療に関する知識」については、「がん」だけでなく「糖尿病」「脳卒中」「肝疾患」「難病」「メンタルヘルス」まで単元が分かれていました。

「業務の実際」うーん、私が相談されるケースは事前が多いのですが、年次有給休暇をできる限り残して、傷病手当金で手当てする、そうアドバイスしています。職場復帰が前提なら、退院後の通院やリハビリのために年休を残しておいた方が良いです。そうしないと事例のように「通院・リハのため欠勤して、欠勤控除のため給与額が減る」状況になってしまいます。

(時効年休積立制度を最近ご相談受けたのをふと思い出しました。感覚的に従業員数が30名以上なら、やっぱり時効年休積立制度を作っても良いのかも知れません。私のような社会保険労務士が顧問として関与していれば、両立支援には役に立ちます。)

途中のアンケートも最初の2問と最後の方に1問と少なく、ドキドキしていました。

機会があれば、是非受講を

再度書きます、直接的な受講料はありません。無料です。

オンライン受講するのにはパソコンやタブレットがあれば、OK。今回初めて、シスコのWebexも体験できました。テキスト・資料類も良いです。

受講アンケートもサーバートラブルでアンケート時間は延長されましたが、ちゃんと送信できているのか少し不安です。リターンがないので…。修了証、もらえなかったら、どないしましょ。

追記:令和2年10月19日(月)
今日、簡易書留で修了証書が届きました。

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