従業員に勉強させたい、かんたん・ラクに

「従業員が全く勉強しない。」
「社員が、自分自身の業務スキルをアップさせる気配がない。」
「世間の常識も、業界の事情も、ぜんぜん知ろうとしない。」
『ないない』の連続ですが、社長様・経営者様からの声。

ただ、一方では「お金は掛けたくない」「勤務時間を使われるのはかなん」と言われます。即ち、いわゆる研修・セミナーの類いを勤務時間中に受講させたくはない、と。

厚生労働省の能力開発の統計にも出ている調査結果と同じで~、費用と人件費がネック。

そういう場合は、いつもコレをおすすめしています。

大阪社労士事務所・従業員に勉強させたい

「社長が良いと思った本を、社員・従業員に回覧して読んでもらう。」

やり方

  • 社長が良いと思った本のジャンルは、直接業務に関係しそうなもの、関係なさそうなもの、何でも構わない
    • 管理・営業・製造・開発など、社内でも職種は多いはずなので。ただし、政治的なもの・宗教色の濃いものなどは避けた方が良い。まあ、社長のご判断で。
  • 社長から本を渡された社員・従業員は、3日以内(72時間が目安)に社長に本を返却する
    • 返却の際などに、社長に読書しての感想をひとこと言う。読まなかった場合は「読まなかった」で構わない。
  • 読書自体は、任意とする
    • 勤務時間中に社長から渡された本の読書は禁止。読みたい方は、自分の時間を使って読んでもらう。
  • 1か月に1冊のペースで、新しい本を
    • 従業員・社員が10名なら、遅くとも1か月で全社員が読む(回る)計算に。30名なら、3か月。
    • 費用は、単行本であれば、せいぜい2000円程度まで。
  • 全社員に回覧が済んだ本は、社員・従業員向けの本棚へ
  • 回覧ルートは、対社長でも良し、部課ごと部署ごとでも良し。事業所が何カ所かある場合は、送付の手間・送料が安くなるように設定する。回覧簿(受け渡し簿)を作成して、本に挟んでおきましょう

こんなところでしょうか。
「こんなんで、勉強になるの?」
「3日で読めるか?」
否定的に考えずに、一度やってみてください。1年は続けましょう。即効性を求めるなら、演壇に講師のいるセミナーや研修会です。

社員・従業員からも、人事総務のご担当者経由で質問が飛んできたことがあります。
「自宅で本を読んだら、残業代もらえるのか?」
「自分の仕事と何の関係もない分野の本を読んで、何の役に立つの?」

だから、読む読まないは任意、他職種や他業種のことを知るのは見識が広まる。読まないのも、任意、自由です。

だから、「社長が良いと思った本」です。
社長の気持ちを、間接的に表現しているのが、この『本』です。あくまで、ストレート・露骨でなく、間接的に、何となく~。管理職の選抜にも使えます、ある意味。

だから、本当は社長と社員・従業員とのコミュニケーションツールが「社長が良いと思った本」です。

世間一般で言うところの勉強にはなっていないかも知れませんが、気持ちが少しは伝わるものと思います。年に1回程度なら、顧問社会保険労務士や顧問税理士に、講師として来てもらうことも良いと思いますが、お金も時間も掛かりますので。


大阪社労士事務所

【大阪社労士事務所は、就業規則・労務相談をメイン業務とする社会保険労務士事務所です。】

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