職場におけるユニバーサルデザイン

もう2月が目の前に迫っていますが、この年末年始に気になることがありましたので、備忘録を兼ねて記録しておきます。

それは、ユニバーサルデザインです。

ユニバーサルデザイン(Universal Design、UD)とは、文化・言語・国籍の違い、老若男女といった差異、障害・能力の如何を問わずに利用することができる施設・製品・情報の設計(デザイン)である。

世界初のユニバーサルデザインの提唱は、米ノースカロライナ州立大学デザイン学部・デザイン学研究科(College of Desgin)のロナルド・メイスによるものである。カリフォルニアにあるユニバーサルデザインセンターの長でもあった彼が1985年に公式に提唱した概念とされる。「できるだけ多くの人が利用可能であるようなデザインにすること」が基本コンセプトである。デザイン対象を障害者に限定していない点が、一般に言われる「バリアフリー」とは異なる。

ウィキペディアからの引用です。自分自身の言葉で説明できるほどの領域にまで達しておりません。そのため、この後の内容も勘違い・間違いの類いを無遠慮に書いているかも知れませんので、予めお断りしておきます。

色覚異常の従業員さん

お取引先様企業の従業員さんと雑談をしていて、「実は色覚異常である」と聞かされました。私も聞いたことのある、赤緑の色覚異常だそうです。

日常生活や仕事上困ることはないのか伺ったところ、「とくには感じません」と。今は、色の表示がしてあり(赤・緑、Red・Greenなど)普段の生活には支障はないそうです。

さすがに、関係先の従業員さんにこれ以上訊くのは雑談の域を超えるだろうと思い、自粛。自分で調べてみました。

  • 赤緑の色覚異常でも、赤と緑だけが区別付かなくなるだけでなく、他の色味も変わってくるらしい(本人曰く「個性です」と。ただし、他の人の見え方は逆に分からないとも。体験サイトがありました。)
  • 先天性の色覚異常は、日本人の場合20人に一人程度
  • LED式の信号機には、赤の部分に×印が点灯されるものがあるらしい=まさにユニバーサルデザイン

色だけで、注意喚起や目立たせるのは、その目的を達成することができない場合があり注意しないといけないことが分かりました。

外国人の技能実習生

お客様の企業様では、外国人の技能実習生を受け入れています。
はい、製造業です。結構大きな工場というか加工場というか、特殊な加工をしているのだそうで、上場企業にも加工品を納品されています。

外国人(○○国と書けない)ですので、カタコトの日本語は理解できても、漢字は簡単には読めず、難しい言葉は理解しにくいんだとか。「安全第一」日本人ならすぐに理解できますが、その下に母国語で補助。

外国人がいる場合は、絵文字(ピクトグラム)が有効だそうです。
映画館の緑色の非常灯の、あの絵と同じ発想のヤツです。駆け出すというか、逃げるというか、そんな感じのものです。

色自体も、日本に生まれ住んでいる私にとって、赤は危険・女性、青は安全・男性と思い込んでいます。が、外国人にとって、それは通じないそうです。色での決め付けも、ユニバーサルデザインを考える上では問題です。トイレは、大阪市営地下鉄の改装されたトイレの入り口にある大きなピクトグラムが参考になります。

高齢者だけではない

それは、スマホが原因とも言われる老眼です。
小さな字が見にくくなる、焦点の異常です。私も…。

例えば、書類のフォントのポイント数を10.5ポイントから12ポイントに変える、フォントの種類を見易いフォントに変更する。←「見易いフォント」を調べ始めましたが、状況によって違うんですね、使うフォント。MSゴシック・MS明朝が、ベターじゃないのは、分かりました。

あとは、名刺でしょうか。
弊所・大阪社労士事務所でお渡しする名刺は、ユニバーサルデザイン?風の名刺です。字が小さい名刺・薄い名刺は、やはり見にくいですので、デザインをデザイナー受けするものから、ユニバーサルデザインに変えて欲しいですね。


ユニバーサルデザインに関係する方々には、「しょうもない」と思われたかも知れませんが、知ることで少しでも意識付けができ、前に進むことができます。今までも、ウェブのユニバーサルデザインは、聞いたことがありましたけど。

職場・事業場の安全も環境も労務も、ユニバーサルデザインを頭の片隅において、アドバイスさせていただきます。


大阪社労士事務所

【大阪社労士事務所は、就業規則・労務相談をメイン業務とする社会保険労務士事務所です。】

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