「マイナンバーの管理、まだ必要ですか?」

同じようなタイミングで、同じような質問をいただきました。おそらく年末調整に絡めて出てきたのであろう「マイナンバーの管理」。

2社のうち1社は従業員数100名超で、新卒者も受け入れているので、比較的マジメな企業様です。もう1社は、50名に満たない規模。

「マイナンバーの管理は、まだ必要でしょうか?」
もちろん、必要です!
マイナンバーが無くなった訳ではありません。一種のブームが去りましたが、本格的な利用・活用はこれからです。きっちり、管理しなければなりません。

100名超の企業様は、アレ(アレです)も取っていますので、規程類はちゃんと揃っています。マイナンバーの取扱規程も、個人情報保護規程も、法施行・法改正のタイミングで、準備できています。

だからと言っては何ですが、「マイナンバーの管理」を質問されると、ちょっと悲しいですね。もちろん、新卒者からも、中途採用者からも、新規の被扶養者も全員マイナンバーは確認しています。まあ、世間で「マイナンバー」を連呼しなくなったので、不安になったのかも知れません。
(ちなみに、この企業様は労務相談顧問でご契約いただいています。)

もう一つの50名に満たない企業様は、と言うと、マイナンバーの取扱規程は「100名未満だと要らないんでしょ」で、あっさり作成のお手伝いを却下されました。中途採用者のマイナンバーも、確認せず。そのため、弊所で作成する雇用保険の書類も、個人番号欄は空白。たまに送ってきたかと思えば、FAXで!

マイナンバーのやり取りをする場合は、取扱規程に基づき行います。弊所では、厳しめの企業様であればグループウエアで対応しています。パスワードロックを掛けて、メールでいただく企業様もあります…。

弊所・大阪社労士事務所にとっては、特定個人情報等取扱規程・個人情報保護規程は、就業規則の一部として取り扱っていますので、従業員数が10名以上なら必要な書類です。

それ以上に、マイナンバーの制度は国策ですので、協力しましょう。
(知り合いの税理士さんにも、国策という辺り突っ込まれています。知り合いの同業者社会保険労務士からは、秘密ではなく非公開に近い番号にすべきという指摘もされます。)

今一度、マイナンバー(個人番号)の管理を確認しておきたいところです。

マイナンバーの利用・活用は、本当にこれからです。


大阪社労士事務所

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