採用面接の方法を変えたい

知り合いの社長から、コソッとご相談がありました。
「今やっている採用面接の方法は、50年以上同じ形態でやっているので、変えた方が良いと思っている。何か、良いアイディア、ありませんかねえ?」

従業員数100名に満たない企業様ですが、毎年大学新卒の方を募集されています。ここ数年は、200名ほど応募が有り、書類選考で半分ほどに絞り、社長面接はその5~6割ほどの人数を対象にしているとか。

採用方法自体は、大手企業・上場企業のリクルート活動が落ち着いた頃から開始。もちろん、就活メディアも利用されています。

社長様のお悩みは、1)最近うつ症などの精神疾患で欠勤・休職になる従業員が増えてきた、2)年次有給休暇の消化率が5割に届かない、3)ここ数年女性の入社比率が7割ほどとなり、転勤、担当替えなどで支障が出るケースが出てきた、と言うことらしいです。

年休の消化率は別として、1)3)は採用時に確認することで、対応できるでしょうと言うことで、「採用面接時のチェックシート」に項目を追加することで対応できますとアドバイスしたのですが、「採用面接のヒアリングシート・確認シート」の類いは使っていないとのお答え。会社創業以来50年以上、直感と勘で採用面接を行っていたようで、改善のお気持ちはお持ちでした。

顧問先様ではありませんので、突っ込んだ内容のご提案はできませんでしたが、チェックシート・ヒアリングシートはネットで無料にダウンロードできるので、それをベースに利用できる旨アドバイスを。社長様・企業様として必要なスキルや条件の確認は、追加の文言・質問項目を設定するのがベターです。
(今回は、スポットの相談だけの契約でしたが、いちおう質問の作り方まではアドバイスさせていただきました。)

今ならストレス耐性のテストも有り、昔から職業適性のCUBIC(キュービック)などもありますが、こちらの企業様では一度もそれらの利用検討すらしたことがなかったと言うことでした。

インターンシップ制度もご案内しましたが、すでにご存じでした。ただ、インターンシップも有名企業に集中する傾向がありますので、採用前提のインターンシップはやはり従業員数100名に満たない企業だと参加者確保に苦労します。また、プログラムをどうするのか、期間や職務の設定も重要です。
(大学コンソーシアム京都のインターンシップ制度に参加していたので、ある程度の情報は弊所でも持っています。)

「採用面接のヒアリングシートも作りますし、入社時のテストも対応しますよ。」
と、社長様にお伝えしました。
(実は、適性試験も取り扱っていたりします。)

新卒採用を行っている企業様には、社長様が対応可能なら、新卒さんの親御さんにも会っていただく機会を作っていただくようお願いしています。会議室などがあれば、会社を見てもらうこともできますし、軽食で軽い雰囲気で会っていただけるのでは。そういうサポートもやっています。

来年平成29年4月入社の採用は、この企業様では、これから本格化します。いいマッチングにつながれば、お互いにとって良いでしょうね。


大阪社労士事務所

【大阪社労士事務所は、公的保険手続き・給与計算・就業規則・労務相談を行う、ごく普通の社会保険労務士事務所です。】

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